たんぽぽの自己啓発的日常

日常であったこと、感じたことについて、人生のヒントになりそうなことを綴っていくブログです

自分の心の文化を知る

こんばんは。たんぽぽです


部屋の本の整理をしている時に、おもしろい本を見つけました。

本当の自分がわかる6眼心理テスト

本当の自分がわかる6眼心理テスト


「6眼心理テスト」。一見すると自己分析とか精神分析っぽい本です。私はこういう感じの本は基本読まないのですが、お友達の紹介があって買いました。2011年の本なので少し昔になりますね。

心理分析の効果と罠

占いなどもそうですが、精神分析、心理分析の類には様々なテクニック、手法があり、方法として優れてものはたくさんあります。しかし、分析というものは、自分を良く知る事。そして知ったうえで自分の望む方向へ変化、改善するからこそ意味があるのもので、ただ分析するだけではあまり意味がありません。


さらに、心理分析はともすれば「自分はこういう人だから」というレッテル貼り的な考えを生み出し、現状への固執を誘発しかねないため、分析だけを単独で扱うのはお勧めしない、というのが私の考えです。

コミュニケーションのための心理分析

堅苦しい話になりましたが先にご紹介した本の良いところは、分析方法もさることながら、書籍のスタンスです。私たちが他の人との間に溝を感じるとき、その多くは文化、考え方の違いが原因となっています。コミュニケーションがうまくいかないとき、私たちは「自分と相手が違う」ことに違和感を感じます。しかし、本来「自分と相手が違う」ことは当たり前なのです。


この本は、自分の心のくせ、さらに周囲の人、社会全体のくせ。すなわち『心の文化』を知り、意識的に活用することで、他者とのコミュニケーションを改善することを訴えます。

心理分析の結果は変化する

この本のもう一つの優れたところは、分析を「自分が今いる状態」と述べていることです。「今いる状態」ということはこれから先もそこにいるとは限らず、自分の望むように変化できるのです。


本文には”6眼心理テストは一人一人が自身の「生きた」心の文化を理解し、社会生活に役立てるためのガイドである。機械的なレッテル貼りや能力査定のツールではなく、自身をよりよく変化させていくためのツールとして使うと効果を発揮する(P.19)”とあります。


この心理テストは自身の6つの眼「デジタル」「アナログ」「主体」「客体」「未来」「過去」の力を分析し、それのバランスによって27通りのタイプ分けを行います。(こう書くと単純そうですが、結構奥が深いです)


私自身は、思いだした時にこのテストをしてみていますが(記録を見ると、2012年9月、2013年7月、2015年7月でした)、あろうことか毎回タイプが変わっていました。私のは極端な例かもしれませんが、心理分析はあくまで「その時の自分」を表すものなのだと思います。


イラストで楽しく、というタイプの本ではなく、どちらかというと理論的な本ですが、自己分析に興味の有る方にはお勧めできるかもしれません。


ここまでお読み頂きありがとうございました