ノウハウ本と「自己啓発」の罠
こんばんは。たんぽぽです
ノウハウは実行して初めて意味がある
- 作者: マイケル・E.ガーバー,Michael E. Gerber,原田喜浩
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 単行本
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こちらの本を、一昨日あたりから読み始めたのですが、久しぶりの「大当たり本」の予感です。最初のうちは「こういう考え方は理解できないなぁ」とか思いながら読んでいたのですが。書いてあることを『自分のこと』として読み進めていくと、これは眼から鱗の本だ、ということに気がついてきました。「成功する人たちの起業術」という副題がついていますが、「起業」を「人生」「生活」に置き換えてみても役に立つので、お勧めの一冊です。
さて、この本のP.21にこのような文章がありました。「ノウハウ本を読むだけでは役に立たないことは知っての通りである。たとえノウハウ本を読んでも行動に移さないかぎりは、よい結果は生まれない」。これを読んで「当たり前でしょ」と思う方は読み飛ばして頂いても構いませんが。私がここ半年くらいで特に気をつけていることなので、記事にすることにしました。
ノウハウを知っただけで、満足した気分になってしまう
毎度おなじみ『スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)』でも、6章P.225で解説されていましたが、人は変わろうと思うだけで満足してしまう、という落とし穴があります。脳は、何か変化を起こそうと思って方法(ノウハウ)を調べ、それを知っただけで変わったと錯覚してしまうことがあるのです。
私は、おそらく大学生の頃からこの失敗パターンを何度か繰り返していまして。そのことに気がついたのは今年になってブログを書き始めてからでした。気がついてからは「一度に多くのチャレンジをしない」「短期間でチャレンジを変えない」といった工夫をしてきましたが、未だに気をつけている部分です。
自己啓発「初級」の達人
自己啓発本というのは、(私にとって)本当に面白いです。このブログのジャンル的に、読みにきてくださる方の中にも、好きな方がいると思います。ただ、自己啓発本・ノウハウ本は実行に移さなければ。本当の意味では、それを(いわば習慣として)「身につけなければ」実際は効果がない。というのが事実なのでしょう。
それに気がつかないと、いつの間にか自己啓発「初級」の達人になって、自分が自己啓発をすること自体に価値を見出すようになってしまうのではないでしょうか。時々「自己啓発」という言葉に拒否反応を示す方もいらっしゃいますが、案外こういった部分に疑問を抱かれているのかもしれません。
私は本を一度読んだだけで内容をうまく吸収できる自信がないので、特に慎重になっている部分がありますが、昨日・今日あたりはそんなことを考えていました。学習することが日常の習慣となり、自己啓発という言葉に反応しなくなった時、よくやく啓発が成るのかもしれませんね。
ここまでお読み頂きありがとうございました。