たんぽぽの自己啓発的日常

日常であったこと、感じたことについて、人生のヒントになりそうなことを綴っていくブログです

時間の整理整頓とベッポじいさん

こんばんは。たんぽぽです

13日目

ネット制限(ネットとゲームを20時~24時の間に制限)を初めてから今日で13日目。完全に守れているというわけではなく、超過してしまうこともありますが、20時前にネットをすることは一度もなく過ごせています。おかげで日中は十分に時間が取れ、自分でも驚くくらい頭がさえる感じです。

時間の使い方 意識の使い方

当然、ネットを禁止すると時間ができるので、起業のために使える時間が増えるのですが、それもあってか自分の姿勢に変化が現れました。それは慌てないこと。


昨年は「とにかく形にしなくては、行動しなくては」という焦りに飲まれてがむしゃらに頑張る(そして息切れして失敗する)ことを繰り返していたのですが、この2週間は、その気持ちからは距離をおき、むしろゆっくり・地道に・マイペースに作業をするように心がけています。


自分の焦り、慌てる気持ちを一旦脇において、ゆっくり作業をしようとすると、逆に頭が冴えて、去年どうしても解決できなかった問題が、いとも簡単に解決していったりするので、自分でも驚愕しています。


ミヒャエル・エンデの『モモ』に登場する道路掃除夫ベッポはこんなことを言っていました。


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「なあ、モモ」と、ベッポはたとえばこんなふうにはじめます。


「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。おそろしくて、これじゃとてもやりきれない。こう思ってしまう。」


「そこで、せかせかと働きだす。どんどんスピードを上げていく。ときどき目をあげて見るんだが、いつ見てものこりの道路はちーともへっていない。だからもっとすごいいきおいで働きまくる。 心配でたまらないんだ。そしてしまいには息がきれて動けなくなってしまう。道路はまだ残っているのにな。こういうやり方はいかんのだ。」


「一度に道路ぜんぶのことを考えてはいかん。わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」


「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだ。たのしければ仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらなきゃあだめなんだ。」


「ひょっと気がついた時には、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかはじぶんでもわからんし、息もきれてない。」


「これがだいじなんだ。」


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小学校の頃、このセリフの意味はよく分かりませんでしたが、20年以上たった今になって、この言葉の意味が本当に分かった気がしますね・・・

まずは落ち着くことから

私の心理学の先生は、以前起業コンサルをされていたそうですが、会社の中が散らかっている場合、まずは整理整頓をしてもらうのだと聞いたことがあります。おそらく、物理的に整理整頓を行うことで、思考や意識を整理整頓させることが目的なのでしょう。(アメリカの企業でもデスクが整理整頓できない人は半人前とみなされるそうですね)


私の場合も、起業という作業に取り組む前に、自分の時間利用、あるいは習慣という作業スペースを整理整頓する必要があったということでしょうか。


何か気になることがあって、それに意識を奪われていると、なかなか自分の生活全体を見直すとか。遠回りでやってられないように見えたりもしますが、ここは急がば回れ、というやつなんだろうな。とつくづく実感する次第です。


ここまでお読み頂き、ありがとうございました。


モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

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