ループする思考へのアプローチ 続き
こんばんは。たんぽぽです
7日の記事の続きです
※マニアック、かつ面倒くさい話なので、一番下の青文字のところだけ読んで頂いても構いません
〇思考を発生させる「意図」(前回)
では、「TVを分解して、故障の原因を見つける」にはどうすれば良いのか?これはおそらく問題の本質を見極める「洞察」が該当するものと思われます。
私たちは四六時中何かを考えているために、ともすれば思考によって問題に対する答えが生まれているように思えますが、それはおそらく錯覚であって。問題を解決したいという「意図」(これは思考を始める前の、思考として生まれる前の思考的なものと考えてください。心あたりはあるでしょうか?)
この意図に反応して無意識下で問題の答えが発見され。その答えを思考の「合間に」見つけることができた時、問題の解決に向けて前進できるのでないか、と思うのです。
と、前回書いたのですが、図解してみました。
図の上に行くほど意識的な領域です。下に行くほど無意識的な領域となり、自分では気づきにくくなります。具体的解決ではなく「具体的解決策」ですね
〇”思考”は使わなくても大丈夫
図で言うところの「解決の核となる情報」が潜在意識領域から浮き上がり、それに気づくことがいわゆる『洞察』に該当すると言え、問題解決における、中核プロセスです。アハ体験とかいうのも多分このへん。
頭の中でいろいろ考える(主に言語による)思考は、意図・意志によって発生するプロセスであること。問題解決の核となる情報は、思考によってではなく、意図によって引き出される。といったあたりがポイントでしょうか。
通常、問題を探す意図のプロセスと思考のプロセスが平行しておこなれるため、あたかも思考によって「閃き」が生じるように思われますが、実際には意図によって誘起されます。
全く関係ないことをしている際に、以前解決したいと思ったことの答えが出てくるのは、ダイレクトに意図が答えを見つけ出すパターンと言えるでしょう(人によっては、この「意図」を「無意識の思考」と呼ぶ人もいるでしょうが)。
ゆえに、実際には問題解決の中核プロセスに、通常の思考はあまり必要ないため、『何か解決したいことがあったら、自分はそれを解決したいと思っていることを強く意識し、そのあと何もしないでボーッとする』といった方法もあります。(実際に何度かうまくいったことがあります)
何度か試して見られると面白いことがあるかもしれません。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
自分用まとめ:
・図にしても分かりやすくなるとは限らない
・面倒な話が好きなのはマニアだけ(反省)