葛藤のしくみ その2
こんばんは。たんぽぽです
2/28の記事の続きとなります
〇おさらい
その1では『何かやりたいことがあるけれど、どうしてもできない』という葛藤についてとりあえげました。このとき
「止めようとしている感情」は必ず真っ当な理由があって存在しているのですが、とある理由によって無意識にしまい込まれているので、理不尽に私達の邪魔をする感覚のように見えてしまいます。(3番目の図で、下の気持ちが半分まだ無意識に隠れていることに注意してください)
この「真っ当な理由」を思い出し、解放してあげることが、葛藤の根本的な解決につながります。
〇幼児決断
今回は、この「止めようとしている感情」がなぜ存在するのか、について。
基本的に、こういった無意識下に隠れている感情と信念、思考は小さい時(7歳くらいまで)に形成されます。例をあげると
『母親が肉が嫌いだと言っている。なので、自分は肉が好きだけれど、肉を好きになってはいけない(嫌われるから)』
ここからさらに一般化されて、『自分は食べ物を好きになってはならない』
『幼稚園で、紙芝居の時間におしゃべりをして、部屋の外に出された。なので、おしゃべりをしてはいけない(仲間外れにされるから)』
ここからさらに一般化されて、『自分の意見を外に出してはならない』
といった感じ。交流分析(TA)というメソッドにおいて”幼児決断”と呼ばれているものですね。自分の得になる場合、リスクを回避する場合とありますが、いずれの決断も無意識的になされるので、意識にのぼることはごくまれです。この決断に反する行為を今の私たちが欲した場合、なぜかできない!いやだ!となります。
前回、『下の気持ち(拒絶)が半分まだ無意識に隠れている』という表現をしましたが、いやだ!という部分だけが見えて、なぜいやかはほとんど見えていないわけですね。結果的に、葛藤を引き起こす形となります。
〇やってみないと納得はできない
私は交流分析を詳しく学んでいるわけではないので、自学による経験と、様々なメソッドのミックスによる考え方になりますが、この、無意識下にしまい込まれた自分の決断を再発見し、『気づき』『許し』『解放する』ことによって、今の自分の行動を”結果的に”妨げている思考・信念(決断)を解放することができます。(というか、できました。)
3年くらい前に幼児決断の話を聞いたときは「へー」って感じでしたが、今回のワークでよくやく納得がいきました。なんでも自分でやってみないと分からないもんですね。上記の幼児決断について触れている記事はネット上にいくらでもあるので、興味がありましたら検索してみてください。
ただ、上に描いた『気づき』『許し』『解放する』という部分ですが、ぶっちゃけそんなこと言われても何それ。って方多いのではないかと思います。次回はそのあたりについて書いてみるつもりです。一番みそになる部分と思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
自分用まとめ:
・忘れていた記憶の中にヒントがある
次回のポイントメモ
・小さい子供は本当の意味で素直(快・不快 生きること)
・気がついていないことに、触れることはできない
・拒絶しようとする限り、感情と信念は消えない