一番基本の瞑想(1) 脳内のおしゃべりに気づこう
こんばんは。たんぽぽです
本日の自己改善チャレンジということで、ニュー・アースを読んでいたのですが、ちょうど「呼吸」についての話が出てきましたので(P.262)、一番シンプルな瞑想法である「呼吸の観察」について少し綴ってみようと思います。
念のために書いておきますと、この本では「呼吸の観察」とのみ書かれていて、そもそもこれが「瞑想」であるとは述べられていません。しかし、広い眼で見れば瞑想の一種であると考えて問題ないと思います。
どうして呼吸の観察が瞑想になるのでしょうか?それは、瞑想の目的、あるいは目的の一つが「考えない」ことだからです。
多くの場合、私たち人間は思考を続けています。間断なく、朝から晩まで、休むことなく、ずーっと考え続けています。考える、という言葉はあまりにも広い意味でつかわれますので、「脳の中のおしゃべり」と言った方が分かりやすいかもしれません。
では、脳の中でおしゃべりを続けることがどうして問題なのでしょうか?一つ目の理由は、自分で制御できないことです。ちょっと試しに、脳内のおしゃべりを一切止めてみようとすれば分かりますが、本当に止まりません。(1分間でもストップできることができる方は、脳の、または意識の訓練を相当積まれていると思います。)過激なことを言いますと、自分で制御できないということは、脳を使っているのではなく、脳に使われているのと同じなのです。
二つ目の理由は、思考に頭の中が(意識が)占領されていると、思考以上の何か、~一般的には直観、洞察などと呼ばれる優れた閃き~に気が付きにくくなることです。歴史上の優れた発見や、あるいは芸術家の作品などが、夢でヒントを得たものであることがしばしばありますが、これは眠っているときは思考の働きが休止しているためであると想定されます。
つまり、脳の中の思考を超えた部分、直感、洞察を司る部分に十分に働いてもらい、通常の思考を超えたパフォーマンス(おそらくそれこそが人間が本来持っている能力なのでしょう)を発揮するために、思考=脳のおしゃべりを静かにする。とういうのが瞑想の目的と言えるでしょう。
ものすごく簡略化した説明ですが、概ねそんな感じだと思います。ニュー・アースにはもっと違った切り口で説明されていますが。
ちょっと長くなったので、呼吸の観察のやり方、ポイントなどは次回にしますね。冒頭で「呼吸」について、とか言っておいてすみません。
ここまでお読み頂きありがとうございました
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