『ニュー・アース』 読了
こんばんは。たんぽぽです
読了
長々と読んできましたが、「ニュー・アース」がようやく読み終わりました。
自分と言う存在の本質である「意識」と、その道具である「思考」の違いについて。思考と感情にフォーカスしぎて、そのバックグラウンドである意識を忘れてしまうことにより、意識の歪んだ形である「エゴ」に囚われてしまうことについて。そして、そこからの解放について。非常に分かりやすく記された本です。
自分の中のエゴに気づく
多分、2年半くらい前。私がセラピー技術を学んでいた時のこと。その頃に知り合った非常に洞察力に優れた友人がいるのですが、その人に「たんぽぽ君って人を見下すよね」と言われたことがあります。
当時の私はそんなことは思いもよらず、何故そんなことを言われたのけ見当もつかなかったのですが、この本を読んだことで、自分の中の善悪の判断や、自己の劣等感。その裏返し、あるいは自己価値を高める戦略としての、他人の見下しにはっきり気が付くようになりました。
エゴに気づくと、そこから自由になる
自分の中の、そういったエゴにまみれた面に気がつくことは、もしかすると恐ろしいことのように思えるかもしれません。しかし、「エゴに気が付いた」状態はエゴから離れた状態です。エゴまみれの自分に気づいているその瞬間、自分はエゴまみれではなくなっています。言葉での表現は難しいですが、とても意識がクリアになり、透明感のある喜びに満たさる感覚です。
この状態では、自分の中にあるエゴに罪悪感を感じたりすることは決してありません。他人を責めるのと同様、「エゴにまみれた自分」を責めるのもまた、エゴの働きによるものだからです。
この本を読んで、私が完全にエゴから解放されたかというと、そんなことはなくて、日々エゴに支配されたり、またそこから離れてたりの繰り返しです。多分、そうやって練習を繰り返しているうちに、エゴから離れている時間が長くなっていくのではないかと思います。
「スタンフォードの自分を変える教室」に並び、人生で読んだ役に立つ本ベスト10に入る名著です。
ここまでお読み頂きありがとうございました
- 作者: エックハルト・トール,吉田利子
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