『五つの傷』 を読む
こんばんは。たんぽぽです
私は趣味と実益(?)を兼ねて、心理学系の本を読みますが、最近読み始めた本がこちら
- 作者: リズブルボー,浅岡夢二
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2006/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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豊富な臨床経験を持つ作者による、精神分析をベースにした「心の傷」に関する本なのですが、なかなか読みごたえのある一冊です。「前世」とか「内なる神」とかそういう言葉が普通に出てくるので、そういうのが苦手な人は抵抗を覚えてしまうようですが、それ以外は完全に心理学の本ですね。
(個人的には「前世」→「遺伝子的または素粒子的記憶」、「内なる神」→「高次無意識」とでも読みかえれば良いんじゃないかなー と思ったりします)
本書は、5種類の精神的な「傷」と、「傷」から心を守るための「仮面」 ~いわば自己を守るためにエゴがつくる、『思い込み』~ について詳細につづられた本です。
こういった本に出てくるサンプル(症例のようなもの)は、占いと同じで、読んでいるとどれも自分に当てはまるように思えてくるものですが(本書P.20にも、親切にそう書かれています)、そのことを差し引いても、自分に当てはまるところがいろいろ出てきます。
いわば、自分が無意識に眼をそむけているネガティブな部分が明るみに出てくるので、結構読んでいて疲れる本ですね。とはいえ、「自分で気が付かないでいる」心の傷は放っておくと、無意識のうちに自分の思考、行動に影響を与えるものなので(肝心な時にしくじったりします)、気づかないフリをしている傷に気づいて、構ってあげるのは意外と大切です。
昨日は、この本を読んでいたこともあってか、久しぶりに怒りというか「憤懣やるかたない」気分になったりして大変疲れましたが、8時間寝たらすっきり元気になっていました。やはり睡眠は大切ですね。
図書館から借りてきた本なので、明日あたり返さなければならんのですが、読み終わったらまた感想など書くかもしれません。
ここまでお読み頂きありがとうございました。