『ふかいことをおもしろく』を読む
こんばんは。たんぽぽです
今日は晴れ。部屋の中の温度は優に30℃を超えていました。今年一番の暑さかな??
〇ちょっとした本を読む
先日、Amazonでタイトルに惹かれて衝動買いした本を読んでいます。
『創作の原点 ふかいことをおもしろく』(井上ひさし PHP)
私が読む前に母が読んで「それほどでもない」と言っていたので、ちぇーはずれか。衝動買いは駄目だな。とか思っていたのですが、予想外に面白いです。
NHKBSで放送した「100年インタビュー」なる番組で語られた言葉を本にしたそうで、全体的に平易な構成。ささーっと読めば1時間くらいで終わるんじゃないかというくらいの軽めの本ですが、個人的にはかなりの当たり。
〇自由な生き方にあこがれる
高校生くらいまで、私はファンタジー小説、冒険小説、歴史小説などをそこそこ読んでいましたが、社会人になってからはほぼ自己啓発、心理学、精神、その他専門書しか読んでいません。なので、井上ひさしさんのことも「なんか有名な小説家」くらいの認識でした。調べてみると「ひょっこりひょうたん島」もこの方の作のようですね。
本に綴られるこの方の生きざまは自由で、悪く言うと自分勝手な部分があるようですが(wikipediaを見るといろいろ書いてありました)、表面上は否定しつつも、そういった自分に素直な部分に私は惹かれるのかもしれません。
〇自分自身を作っていく という発想に気づく
本の中で、なるほど、これは使える。と思った部分を一か所引用しますと。『情報をどんどん入れて知識になり 知識を集めて知恵を作っていく どんな仕事もきっと同じはず』というのがありました。
私の感覚でいうと、この「知恵」を集めていったものがアイデンティティーたる「自己」になるのではないか??、という感じ。
この本を読む限り、井上ひさしさんは本を読んだときなどに「これはおもしろい、おもしろくない」「たいしたこと書いてない」「3流」など自己の基準がかなりはっきりしているようです。視野が狭くならないように気をつける必要はありますが、自己の感覚を信頼する、という「軸」があってこそ、情報→知識→知恵 と主体的に体験を組み上げていくことができるのかな、と思います。
そういう点から見ても、自己信頼とか、自己肯定感というのが、人生を作り上げていくなかでいかに重要であるか。というのを感じました。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
自分用まとめ:
・自分と人の「おもしろい」のポイントには違いがある
・自己形成には、自分の感覚を信頼する。という「基礎」が必要なようだ