慢心の防ぎ方
どうもお久しぶりです。お元気でしたでしょうか
〇慢心について考える
慢心すると、自分が何をしているのかを把握できなくなり、どうしてうまくいっていたのかを忘れ、何かを雑に扱ってもうまくいくかのように錯覚してしまう。
慢心の大きな原因の一つは「とにかく楽をしてエネルギー消費を抑えたい」という肉体的本能であるので、これを根絶するのは難しいと思われる。なので、相応のトレーニングを積むまでは、(実際にはその後こそが大事だったりするが)「人間は慢心するものだ」という前提のもとで行動するのが良いだろう。
そこで、慢心を防ぐ(最小化する)ための考え方というか、プロセスとしては、「慢心してはならない」という言葉を、それこそ漫然と使うのではなく、自分がいつ慢心しているのか。どのように慢心しているのかに気づく。把握することが第一に必要となる。
〇慢心する大まかな流れ
個人的な経験から慢心に至る思考を追っていくと
(1)何かがうまくいく
(2)嬉しい(快感)
(3)また快感を味わいたいと思う
(4)しかし、快感を味わうためのプロセスを面倒に感じる
(先に述べた肉体的本能が一因)
(5)必要なプロセス、集中力、工夫を省いて行動する
(自分では薄々そのことに気づいているが、表面上気づかないふりをする)
(6)当然失敗する
といった流れ。実際に慢心といった場合、(4)~(6)あたりのことを指すのだと思う。
平静であれば(5)において必ず生じる”違和感”に気づいて軌道修正できるはずなのだが、その時々の体調、環境、慣れなどによって、気づきが弱く行動に反映できない場合があり、残念な結果を招くことになる。
〇慢心しては『ダメ』と言う言葉は落とし穴にもなる
心の痛みに強い人(鈍感ともいう 悪い意味ではない)の場合、「慢心してはダメ」の言葉で軌道修正が容易であるが、心の痛みに弱い人(敏感な方 悪い意味でも良い意味でもない)の場合「慢心してはダメ」の言葉で萎縮し、かえって慢心した自分を隠してしまうパターンが発生する。
(慢心したらダメなので、慢心したという事実認識そのものを無意識に隠してしまい、結果、自分の慢心に気づいているのに慢心の状態から抜け出せないという泥沼に嵌る。)
なので、繰り返しになるが、「人間は慢心するものだ」という前提のもとで、自分が慢心しているかどうかを定期的にチェックするのが、ひとつの健康的な方法だと思われる。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
自分用まとめ:
・慢心チェック
・自分に厳しくするにしても、「厳しく厳しくする」やり方と、「やさしく厳しくする」やり方がある